ホームディレクトリ直下に .inputrc というファイルにキーバインドについて記述することで、自分専用のキーバインドを設定することができます。

$ cd ~
$ vi .inputrc

.inputrcの書式は以下のようになります。

"Control-i": "hello"  ← Ctr+i で hello を表示
"\C-g": " | grep "  ← Ctr+g で | grep を表示

以下のコマンドで、.inputrcファイルへの変更を読み込み更新します。

$ bind -f .inputrc

絶対にやってはいけないこと

Ctr+m はRETURNと同じ意味になります。つまり、Ctr+m に別の意味を持たせてしまうと、コマンドを実行できなくなります。下のような設定は絶対にしないようにしましょう。

"\C-m": " | less"

ちなみに上のような設定をするとどうなってしまうかというと、例えば下のような場合。

$ ls(ここでRETURN)

こうなる\(^o^)/

$ ls | less

なんどRETURNを打ち込んでも・・・

$ ls | less | less | less | less | less | less | less

気をつけましょうね。

MacOSの場合の救済措置

Macのターミナルの場合 [コマンド+Sfift+N]または、「シェル⇒新規コマンド・・・」でコマンドを実行できるので、表示されたプロンプトに

rm -f .inputrc または、
vi .inputrc

などと入力して.inputrcを削除または編集すれば、キーバインドを戻せます。カレントディレクトリはホームディレクトリになっているようです。

最後にもう一度言います、Ctr+mのキーバインドを変えるのは絶対によしましょう。コマンドを実行できなくなります。Mac以外の人はどうなっても知りませんよ。