数学において、エラトステネスの篩(エラトステネスのふるい)は、指定された整数以下の全ての素数を発見するための単純なアルゴリズムである。古代ギリシアの科学者、エラトステネスが考案したとされるため、この名がある。(引用:ウィキペディア)
簡単なので「Nが合成数の時、Nは√N以下の約数を必ず持つ」という数学的証明も載せときました。
Nが合成数の時、Nは√N以下の約数を必ず持つことの証明
(証明)Nは合成数なので
N = a × b
と書ける。但し、(1 < a ≤ b| a, bは整数)
N = a × b ≥ a2
√N ≥ a
証明終わり。
C - エラトステネスの篩
// エラトステネスの篩 #include <stdio.h> #include <math.h> #define NUM 50 // NUM以下の素数を求める int main(void) { unsigned i, j; unsigned sq_num = (int)sqrt((double)NUM); unsigned prime[NUM]; // 1が立っているものが素数 // 0が立っているものが合成数(素数ではない) for (i = 0; i < NUM; i++) prime[i] = 1; // 全ての数に1を立てる prime[0] = 0; // 1は素数ではない for (i = 1; i < sq_num; i++) { if (prime[i] == 1) // prime[i]が素数なら for (j = (i+1); (i+1) * j <= NUM; j++) prime[(i+1) * j - 1] = 0; // 素数の倍数は素数ではない }
for (i = 0; i < NUM; i++) if (prime[i] == 1) // 1が立っているものが素数 printf("%3d", i + 1); putchar('¥n'); return (0); }
訂正 2010/10/14 : for (i = 1; i+1 < sq_num; i++)⇒for (i = 1; i < sq_num; i++)
訂正 2011/05/17 : for (j = 2; (i+1) * j <= NUM; j++)⇒for (j = (i+1); (i+1) * j <= NUM; j++)
エラトステネスの篩のアルゴリズム解説
エラトステネスの篩はある整数N以下の素数を見つけるアルゴリズムです。
まずはじめに2からNまでの整数全てにフラグ1を立てる。1が立っている整数が素数である。次に1は素数ではないので0を立てる。これらが前準備。
次に2から順番に√Nまでの整数を見ていく。(上の証明よりNは√N以下の約数を持つ)
整数2には1が立っているので2は素数である。素数の倍数は合成数(素数でない整数)であるので、2(素数)の倍数全てに0を立てる。
2の次の整数3には1が立っているので3は素数である。同様にして、3(素数)の倍数は合成数(素数でない整数)であるので3の倍数全てに0を立てる。3の次の整数4には0が立っているので合成数(素数でない整数)0が立っている数は何もせずに次に進む。
4の次の整数5には1が立っているので5は素数である。同様にして、5(素数)の倍数は合成数であるので5の倍数全てに0を立てる。
このようにして2から√Nまでの整数を順番に見ていき整数に1が立っている時だけその整数の倍数に0を立てる作業をする。整数に0が立っているときは何もせずに次の整数に着目する。これを繰り返していき最後に1が立っている整数が素数。
ソースコード解説
上のコードでは配列の添え字と調べる整数値が一致していません。prime[i]はi+1という整数と一致します。もし配列の要素と調べる整数値との値を一致させると、コードが読みやすくなる代わりに配列の要素を一つ無駄にしてしまいます。prime[0]を使わないことになりますから。
もう少し詳しく説明します。例えば、i = 2の時を考えてみましょう。ちなみにi = 2のときに着目する整数は3です。prime[0] : prime[1] : prime[2] = 1 : 2 : 3
for (i = 1; i < sq_num; i++) { if (prime[i] == 1) // prime[i]が素数なら for (j = (i+1); (i+1) * j <= NUM; j++) prime[(i+1) * j - 1] = 0; // 素数の倍数は素数ではない }
i = 2の時prime[2] には1が立っているので(初めに全ての要素を1で初期化しています)if (prime[i] == 1)は真になり中にあるfor文が実行されます。j = (i+1)からなのは3の倍数は素数でないということから3の倍数に対応する要素全てに0を立てるのですが、その際3の0倍と3の1倍は見る必要がないからです。また、(i+1)-1倍も見る必要がありません。この場合ですと、3×2は調べないということです。なぜなら、i = 2の時に2×3を消してあるからです。
(i+1) * j <= NUM;これは今 i は2ですが調べたいのは3の倍数なので i+1 としています。NUM以下の3の倍数に0を立てています。
prime[(i+1) * j - 1] = 0; これは例えば i = 2, j = 3のとき(i+1) * jつまり(2+1)×3 = 9に0を立てたいのですが整数9に対応する添え字はprime[8]なので -1 としています。
JavaScript - エラトステネスの篩シミュレータ : Please Comment on My Codeこちらもどうぞ。
追記 2010/10/14 : ソースコード解説
追記 2011/05/17 : 下線部分を加筆。